第79章

「……私が悪かった。鳴瀬颯真、私が悪かった……」

星川千奈は、助けを求める術もなく、羞恥に押し潰されそうになりながら震えていた。

涙が勝手に頬を伝い、ほとんど泣き声のまま懇願する。

「さっきのは嘘……。風見逸央とは、何もなかったの。お願い、こんなことしないで……」

どの言葉が癇に障ったのか。鳴瀬颯真は手を止めるどころか、さらに乱暴に、報復するみたいに容赦を失っていく。

「最初からお前に子どもでも産ませてりゃ、もっと大人しく、もっと素直になれたか?」

腰に落ちた口づけは甘さなどなく、柔らかな肉を噛むような声音で吐き捨てられた。

千奈の頭は真っ白だった。残っているのは、身体を走る痛...

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