第206章

 上原夏尾は最初、彼女たちに下馬評を覆してやろうと、活動を取り消し、戒めを示そうと考えていた。

 ところが、まさか相手の二人がどちらも一筋縄ではいかない連中だったとは。

 不服なら、やるしかない。

 どの言葉も、利を得ることはできなかった。

 口の上手さでは元々上原鳥羽に敵わない上原夏尾は、二人に手を組まれて嘲笑され、顔を真っ赤に染め上げた!

「……兄さんに頼んで、あんたたちの学校への奨学金支援プロジェクトを取り消させてやる!」

 南由子は白目を剥いた。「どうでもいいわ。大々的に奨学金を設立すると発表したんだから、今度は大々的に奨学金を取り消すと公表すればいいじゃない」

「南由...

ログインして続きを読む