第212章

夜の下、同じく落ち着かず、寝付けない者は少なくない。

数人が憔悴しきった表情で集まり、ひそひそと囁き合っていた。

ギィ、と部屋のドアが開けられる。

「誰だ?」

部屋にいた数人が瞬時に警戒態勢に入った。

示し合わせたかのように立ち上がり、入り口に視線を向ける。それと同時に、彼らは物音を立てずに護身用の武器を握りしめた。

「随分な歓迎じゃない? こんなに大仰に!」

Kは無頓着に部屋へと足を踏み入れ、皆の殺気立った視線を浴びながらも、平然とした様子でその視線を無視し、悠然とソファに腰を下ろした。

「出て行け!」

一番近くにいた男が、容赦なく追い払おうとする。

「俺たちがお前のし...

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