第215章

「俺のデータが! データが戻ってきた! 通信モジュールも正常に使えるぞ!」

「早く! 俺のも大丈夫だ! どいてくれ、仕事の続きをしないと!」

「私も! 邪魔しないで、終わらないわ!」

「ありがとう……本当に、めちゃくちゃ嬉しい。全部パーになったかと思った……」

 ……

 一同は正常に戻った自分のパソコン画面を見て、言葉にできないほど興奮していた。

 星谷由弥子は帽子のつばを軽く押し下げ、落ち着き払って立ち上がり、席を譲った。

「今のところ、このまま稼働し続けても特に問題はないでしょう。作業を続けて大丈夫ですよ。あなたのサイトは生物情報のアルゴリズム統合で止まっていたようですが、...

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