第225章

その一言で夢から覚めた。

誰に助けを求めればいいか分からなかった星谷邦男だったが、途端に明確な計画が浮かんだ。

星谷由弥子と自分たちの関係が悪いことは周知の事実だが、血の繋がりというものは、そう簡単に断ち切れるものではない。

この血縁関係をうまく利用すれば、欲しいものはすべて手に入り、解決したい問題も自ずと片付くはずだ。

一日の授業を終えた星谷由弥子は、荷物をまとめると真っ直ぐ校門を出た。

その瞬間、校門前で待ち伏せしていた鈴木真琴が、勢いよく飛びかかってきた。

「由弥子、お母さんを助けてちょうだい! 由弥子、お願い、家族を助けて!」

鈴木真琴は声を抑えることなく叫んだため、周...

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