第226章

星谷家という取るに足らない家ですら、ひっきりなしにパーティーの招待が舞い込んでくる。

星谷清彦のような御曹司に至っては、帰国するや否や、大小様々なパーティーに参加し続けているというのに。

なのに、天宮和人にはそれがなかった。

二点一線、いや、三点一線を極めている。

家、会社、そして商談に使う個室。それが彼の日課の全てだ。

星谷由弥子はかつて、天宮和人は付き合いが悪く、友達もいないのだと思っていた。彼が一年三百六十五日浮かべているポーカーフェイスは、友達がいないことを隠すための見せかけなのだと。

天宮和人は視線を戻し、アクセルを操作して車を前進させた。

「必要のないパーティーに時...

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