第227章

財前成武は信じられないといった様子で関連検索ワードとスマホのメッセージを見比べ、物思いに耽っていた。

「いや、あんたの結婚の知らせって、いつ送ったんだ?」

天宮和人は視線を逸らさず、淡々とした口調の中に無視できない威圧感を滲ませる。「上に時間が表示されてるだろ?」

「へへへ」財前成武は気まずそうに鼻を掻いた。「気づかなかったな。きっとどこかの泥棒が俺のスマホを盗んで既読にしちまったんだ。じゃなきゃ俺が見逃すはずない」

筋骨隆々たる大男でありながら、財前成武の一挙手一投足はまるでアニメのキャラクターのようだった。

格別に人の良さが滲み出ている。

「よしよし、この話はもうやめだ、やめ...

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