第416章

上原健介の脳裏に、その言葉の意味が瞬時に閃いた。三富から受け取ったタブレット。画面に映し出されたばかりの会議議事録は、その一文字一文字が、彼がこの三年間注ぎ込んできた心血を嘲笑っているかのようだった。

上原薫也と上原鳥羽。勝ち誇った二人の顔が、ありありと目に浮かぶ。

「あいつらはどこだ」

三富は震える指で廊下の突き当たりを指差した。

「しょ、小会議室です。桃華さんもご一緒で……その、シャンパンでお祝いをするとか……」

ドンッ!

小会議室の重厚な無垢材のドアが、蹴り開けられる。

部屋の中でグラスを掲げようとしていた三人の動きが、一斉に止まった。立ち昇るシャンパンの泡。そこに映り込...

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