第427章

会場は、水を打ったように静まり返った。

針が落ちる音さえ聞こえそうな静寂。

だが次の瞬間、ドッと何かが爆発したかのような騒ぎになった。

三富宮根の顔に張り付いていた熱狂と興奮は、そのまま凍りつき、滑稽なほどの驚愕へと変わっていった。

彼はあらゆる可能性を想定し、無数の条件を用意していた。だが、拒絶されることだけは想像だにしていなかったのだ。

それも、これほどまでに潔く、一片の余地も残さない拒絶など。

彼は口を開き、喉を鳴らした。「再考を」「条件の見直しを」……言いたいことは山ほどあったはずだ。だが、星谷由弥子の凪いだ瞳を前にして、言葉は喉の奥で詰まり、何一つ音にならなかった。その...

ログインして続きを読む