第450章

ネット上の硝煙が晴れると、星谷清美の謝罪文はまるで晒し台に打ち付けられた滑稽なジョークのように、衆目に晒されていた。一方、この騒動の首謀者は、まるで神隠しにでも遭ったかのように姿を消し、何の音沙汰もない。

三日後、X市でも最高級の会員制クラブ『道取茶館』。

一般客お断り、熟練の客のみを通すその場所は、何気ない調度品一つとっても、底知れぬ品格と控えめな贅を漂わせていた。

星野盛南は自ら入り口で出迎えた。あの日のカジュアルな装いとは打って変わり、仕立ての良い着物に身を包んでいる。その姿は矍鑠としており、顔色もあの日とは比べ物にならないほど良い。彼の隣には、穏やかな気品を纏った婦人が寄り添っ...

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