第485章

晴天ドーム、最上階のバンケットホール。

煌びやかな照明、行き交うグラスの音。

帝都の名士という名士は、今夜ほぼ全員が顔を揃えていた。天宮グループと星谷グループ基金の共催となれば、誰一人として顔を立てないわけにはいかないからだ。

再び扉が開かれ、天宮和人の腕に手を添えた星谷由弥子が入場する。

深緑のロングドレス。余計な装飾を排したその装いが、陶磁器のような冷ややかな白い肌を際立たせていた。何より目を引くのは、その首元だ。欠け一つない大ぶりの白い玉――勾玉が鎖骨にぴたりと寄り添い、歩みに合わせて幽玄な光を放っている。

彼女が現れた瞬間、それまで喧騒に包まれていた会場は一時停止ボタンを押...

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