第221章

スマホの画面の光が、冷たく目に刺さった。日向雫は指先が白くなるほど端末を握りしめ、胸の奥がざわついて落ち着かない。

神田弥央から、矢継ぎ早にメッセージが届く。

【雫、変なこと考えないで。まず落ち着いて。絶対に慌てないで!】

【さっき機内でずっと見てたけど、鷹司蓮矢と北野涼介は終始仕事の話だけだった。HYグループのデザイン案件のことばっかり】

弥央は状況を整理するように、さらに続けた。

【あの2人は純粋に仕事で来てる。私も気をつけて動くし、行動ルートも被らないようにする。鷹司蓮矢に雫のこと、絶対気づかせない】

仕事の中身は、全国デザイン大会で最優秀賞を獲った企画の立ち上げに関するも...

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