第81章

神田弥央はペットボトルを握りしめ、怒気を隠そうともしなかった。

「ほんっと、あいつのそういう態度がムカつくのよ!」

太ももをパーンと叩いて、勢いのまま言い切る。

「この件は私が面倒見る! H市であんな好き放題して、誰も止められないとでも思ってんの? 渡辺夏央がすごいのは認めるけど、私だって言いなりになるタイプじゃないんだから!」

「弥央さん……ありがとうございます」日向雫は心からの感謝を滲ませた。

「水くさいこと言わないの!」

神田弥央の声が、ふっと柔らかくなる。

「ぶっちゃけさ、前にうちでパーティーやってくれたでしょ。あれで私、知名度上がったんだし。こっちこそ礼を言わなきゃ」...

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