第12章 末永くよろしくね

 それから一年。

 私と陸川翔の結婚式は、沖縄で執り行われた。

 派手なメディア中継などない。あるのは、親族と親しい友人たちからの心からの祝福だけ。紺碧の海に青い空、そして白い砂浜。東京の喧騒とは比べ物にならないほど、美しく穏やかな世界だ。

 陸川翔が手ずからデザインしたウェディングドレスを身に纏い、私のことだけを瞳に映している彼の元へと歩み寄る。その時、私はかつてない安らぎに包まれていた。

 指輪を交換する際、陸川翔は眼差しを潤ませて言った。

「桜井さん、もう一度愛を信じてくれてありがとう。君の選択が間違っていなかったと、一生をかけて証明するよ」

 私は涙をこぼしながら微笑んだ...

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