第128章 三上さんが責任を取ってください

三上梨子の顔に浮かんでいた笑みが、一瞬だけ固まる。だが次の瞬間には、何事もなかったように元へ戻っていた。

「神崎社長、あなたのことはほんとに文句のつけようがないわね」

二人はソファに腰を下ろす。三上梨子は声を落とした。

「お姉ちゃん、ひとつ言っておかなきゃいけないことがあるの」

「なに?」

「お姉ちゃんがいないこの一か月、神崎社長とやたら近い女がいるの」三上梨子は目をくるりと動かす。「うちの会社にも、神崎社長に会いに何度も来てる」

三上奈菜はお茶を注ぐ手を、ぴたりと止めた。

「どこの広告会社?」

「盛天広告会社。あの女、アンナっていうの。チームリーダーだって」三上梨子は身を乗...

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