第7章

 長い沈黙が落ちた。

「いつから……?」ようやく、声が出た。

 換生霊は祭壇の向こう側に立っていた。

 数秒、黙る。

「三年前だ」

 三年前――!

 勢いよく顔を上げ、真っ赤になった目で、私は彼を睨みつけた。爪が掌に食い込み、痛みすら感じない。

「その頃には、もう――あいつの血の呪いは抑えきれなかった」換生霊は深いまなざしを伏せる。声はかすれるほど小さいのに、胸の奥を鈍く叩く重さがあった。

「魔力が巡るたび、心臓を……冷たい鉄の針で何千本も貫かれるみたいに痛んだ」

「君に心配されたくなかった。家で急に死んで、君を怖がらせるのが何より嫌だった」

「だから、たいていの時間は、...

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