第178章

立花柚月は淡々と言った。

「贈り物はもうお爺様に渡しました。皆様にお見せするかどうかは、お爺様が決めることです」

しかし、そうやってかわそうとすればするほど、園田麻衣は確信を深めていった。立花柚月の贈り物は取るに足らない安物に違いない。もし見せられるような代物なら、とっくに自慢しているはずだ。

「立花さんが贈ったものですもの、きっと百年に一度の逸品に違いありませんわ。ぜひ拝見して、目の保養にさせていただきたいです」

園田麻衣がそう煽ると、周囲の人々も興味をそそられたようだ。

「山口翁がよろしければ、ぜひ私たちにも拝見させていただけませんか」

「そういえば、立花さんも慈善オークショ...

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