第229章

誰かが挨拶に訪れ、満面の笑みを浮かべる西園寺蓮を見るなり、冗談めかして言った。

「どうやら吉報も近いようですね。その時はぜひ、私にも招待状を送ってくださいよ」

西園寺蓮は静かに頷いた。

「ええ、もちろんです」

立花柚月は少し呆れていた。西園寺理穂から同意を得たばかりだというのに、彼はもうこんなにも堂々と振る舞っている。表面上は来客に対して優しく微笑みながらも、柚月は背後からこっそりと手を伸ばし、彼の腰をつねった。

だが、彼の腰の筋肉は硬く、うまくつねることができない。

逆に西園寺蓮は彼女の手の感触に一瞬体を強張らせたものの、表情一つ変えずに彼女の手を自分の腰に押し当てた。そして客...

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