第232章

結局、二人の子供は西園寺の家に数日間泊まることになった。

もちろん、これは立花柚月が子供たちの意見をしっかり聞いた上で下した決断だった。

子供たちの力を借りてお爺さんに気に入ってもらいたいという思いはあったものの、だからといって彼らの意思を蔑ろにするつもりはなかった。

帰りの車内。西園寺蓮がハンドルを握り、助手席に座る立花柚月はどこか心細さを感じていた。

「あいつらのこと、考えてるのか?」

蓮が尋ねた。

柚月は小さくため息をつく。

「ええ。あの子たちずっと私のそばにいたから、五日以上離れたことなんてないのよ」

蓮はそっと彼女の手を握った。

柚月は彼を見つめ返し、その掌を指先...

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