第238章

翔は素直に非を認めた。

「ママ、僕たち本当に悪かったよ」

「私もごめんなさい。お兄ちゃんが連れて行かれたって分かった時、すぐにママに電話するべきだったのに、一人で追いかけちゃダメだったよね」

沙耶もそれに続いて謝った。

こんなにも可愛らしく、物分かりの良い子供たちを前にしては、到底叱る気にはなれない。少なくとも立花柚月には無理だった。彼女は小さくため息をつき、ソファに腰を下ろした。

「おいで」

その一言で、ママの怒りがすでに収まったことを察した二人は、すぐさま柚月のそばへと駆け寄った。

柚月は二人の小さな頭を優しく撫でながら、言い聞かせるように語りかけた。

「どんな理由があっ...

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