第241章

園田麻衣は去っていった。

絶対的な自信と、確約の言葉を残して。

黒田大河の胸に喜びなど微塵もなく、むしろ頭痛の種がまた一つ増えただけだった。これまでの経験からして、彼女が動けば必ず厄介な事態を引き起こす。

だが、止めることはできない。大河には彼女を止める筋合いがなかった。

ようやく一息つけるかと思った矢先、またスマホが震えた。黒田の母からの着信だった。

「翔のことなら、もう言わないでくれ」

母が何を言いたいのかなど、大河にはお見通しだった。

「柚月はただでさえ親権を渡す気なんてないんだ。母さんがあんな騒ぎを起こしたせいで、今じゃあの子に会うことすら難しくなってるんだぞ」

電話...

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