第249章

年末の報告会議が終わった後、一条絵里は支社の運営やスタッフの顔ぶれを把握しておきたいと申し出た。もっともな要求だったため、立花柚月と日登未央に断る理由はなかった。

一方、一条利明はグループ本社からの電話を受け、急用ができたと慌ただしく去っていった。

女三人は車に乗り込み、支社へと向かった。

道中で車を降りた一条絵里は、タピオカミルクティーやケーキ、コーヒーをどっさりと買い込み、両手いっぱいの荷物を抱えてオフィスに入ると、スタッフ全員にアフタヌーンティーとして振る舞った。

その気配りに、当初は彼女を警戒していたスタッフたちも、あっという間に心を許してしまった。

立花柚月が紹介する。

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