第262章

翌日、立花柚月が会社に出社すると、すでに一条絵里がオフィスで待っていた。

「商談の日程が確定しました。今週水曜の午後三時です。スケジュールはこちらで調整し、当日は私も全行程に同行します」

一条絵里の能力は疑う余地がなかった。

彼女は本当に優秀で、あらゆる面で手配が行き届いており、細部においても一切のミスがない。これほど有能なのだから、一条利明が彼女の入社を認めたのも頷ける。

間違いなく、非常に心強い右腕だ。

「お疲れ様。本当にありがとう」

柚月は心から礼を言った。絵里の効率の良さと細やかな気配りのおかげで、ずいぶんと肩の荷が下りた。普段なら、こうした業務は柚月と日登未央の二人でこ...

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