第50章

「あなたたち、これは恐喝よ」

立花柚月は顔を覆い、怒りで全身を震わせた。

立花昌一は鼻で笑った。

「恐喝だなんて人聞きが悪いな。俺たちが欲しいのは金、お前が欲しいのはあの写真。これは公平な取引だ。ほら、なんて言ったっけな?」

従弟がすかさず口を挟む。

「『等価交換』だろ」

「そうそう、それそれ」

立花昌一は再び笑みを浮かべ、わざとらしい慈悲深さを装った。

「ユヅキ、俺たちだって鬼じゃない。だが仕方ないんだよ。こっちは大所帯だ。食費もかかるし、お前の従弟と従妹はこれから大学だ。学費だって馬鹿にならない。お前が大学に行った時だって、両親は俺たちから金を借りたじゃないか。その分は返...

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