第123章

男の声には怒気が滲んでいた。斎須久樹はびくびくしながらも返事をする。

「はい、九条社長。すぐ調べます」

ほどなくして、調査結果は九条裕也のメールボックスへ送られてきた。

九条裕也は、黒いネタを爆発させたゴシップ会社の名前を一瞥すると、斎須久樹へLINEを飛ばす。

【少し痛い目を見せろ】

【承知しました、九条社長】

トレンドの件を片づけたあと、九条裕也は天城澪に電話をかけようとした。だが、その前に着信が入る。

外川絢那だ。

九条裕也は眉を寄せ、通話を取った。受話口から、外川絢那の泣きそうな声が流れ込む。

「裕也……今回の盗撮写真、私ほんとに知らないの。私とは関係ない……」

...

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