第300章

岡崎愛乃は昼食を終えると、またたちまち眠気に襲われた。隣で七沢聡が寝転び、「俺が寝かしつけてやる」と囁く。

恵子さんと千子は昼ごはんを食べに出ていて、まだ戻っていない。だから今だけは、二人きりで存分に甘え合える時間だった。

「午後、お仕事行かないんですか?」

岡崎愛乃は子豚みたいに彼の胸へぐりぐり潜り込み、しみじみと言った。

「お腹がなくなったの、ほんと最高……やっとまた、ぎゅーってくっつけます」

七沢聡は笑い、彼女の髪を撫でる。

「お前が寝たら行く」

岡崎愛乃は彼の腕の中に収まり、耳元でどくん、どくんと鳴る力強い鼓動を聴きながら、安堵と満足に満たされていった。

「ねえ、旦那...

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