星の女神

アエリラヤ・ソーン視点

月光のダンジョン、その最奥

星の裔の宮廷、フェアリーの領域

石壁が古の魔法で静かに唸りを上げていた。私よりもさらに古い魔法。この忌まわしい独房の、石の一粒一粒にまで染み込んでいる。冷たく、静かで、この宮廷の何もかもがそうであるように、痛々しいほどに丁重だ。金メッキの鳥籠も、鳥籠は鳥籠に過ぎない。

絹張りの長椅子――今や私の寝床だ――の上で身じろぎし、重たい三つ編みの髪を片方の肩へと流す。銀と黒にきらめくそれは、我が血統の証。かつて私が星の裔の戦士、女王精鋭護衛隊が第一の剣、アエリラヤ・ソーンであったことを思い出させてくれる、唯一残されたもの。ただの……囚われた裏切り...

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