第7章

 ケイレブが歩み寄り、私が抱えていたものを手から取り上げると、一歩前に出て私の前に立った。

 私はアラリクを見て、先に口を開いた。

「もう話すことは何もないわ」

 アラリクの喉仏が上下した。

「アリア、迎えに来た。家に帰ろう」

「家?」思わず笑いそうになった。

「そんなこと、あるはずない。番の契約の解消に署名して」

 彼の顔が少しずつ変わっていく。それでも崩れないよう必死に取り繕った。

「俺が間違っていたのはわかってる。償える。お前が望むものは何でもやる。戻って、ちゃんと話し合おう」

「私が欲しいのは解消だけ」

「署名しない」

 その言葉が放たれた瞬間、空気がひやりと冷...

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