第24章どうして彼なの

ボディーガードたちはヘンリーを頭から爪先まで見定めると、侮蔑の笑みを浮かべた。「あぁ? ヒーロー気取りか? 相手が誰だかよく考えるんだな。痛い目を見たくなかったら、とっとと失せろ」

ソフィアの心臓が緊張で締め付けられた。

男たちがすぐそこまで迫っている。早く逃げ道を見つけなければ。

視線を素早く周囲に巡らせると、廊下の突き当たりに非常口のサインがあるのが目に留まった。

ソフィアの目に希望の光が宿り、非常口の方へとじりじりとにじり寄る。

ヘンリーは腕っぷしが立つかもしれないが、相手は間違いなくさらに増援を呼ぶはずだ。

もし乱闘になれば、彼女を庇いながらでは彼も不利になってしまう。

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