第46話両サイドプレイ

デクランは視界の隅に、ドアを押し開けて入ってくるソフィアの姿を捉えた。それまでどんよりと沈んでいた彼の表情が、ぱっと明るく輝いた。

彼は大股で駆け寄り、その声から安堵の色を隠しきれない様子だった。「おお、我が救世主! やっと来てくれたか! もう少し遅かったら、俺はヘンリーのせいで寿命を縮めるところだったぞ」

デクランは大げさな身振りでソファの方へと顎をしゃくり、呆れと苛立ちの入り混じった声で言った。「今日あいつがどうしちまったのか、見当もつかないよ。鬼みたいな形相で乗り込んできたかと思えば、何を訊いてもガン無視で、ひたすら浴びるように酒を胃袋に流し込んでるんだからな」

「少しは飲むペース...

ログインして続きを読む