第49話シークレット・ランデブー

その頃、山の中腹にて。

クララはリゾートのテラスに立ち、夜空に大輪の花を咲かせる花火を見つめていた。その唇は、無意識のうちにほころんでいる。

これほど壮大な花火を打ち上げるには、相当な資金が必要なはずだ。

そしてここには、ミラー・グループの平凡な社員たちしかいないのだから、こんな手配ができるのはオリバーをおいて他にいない。

そう考えると、クララの笑みはさらに深まった。

きっと、オリバーが私のために用意してくれた、特別な誕生日のサプライズに違いない。

今日は私の誕生日。特に何も言っていなかったのに、オリバーは覚えていてくれたのだ。

しかも、こんなに素晴らしい花火のショーまで用意して...

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