第57章 ヴァンスグループを潰す

「イエス!」

ブラックホークが三機、再び離昇した。黒い稲妻みたいに砂漠の奥へ突っ込んでいく。

一方、砂塵を巻き上げていたオフロード車列は、地下通路へ吸い込まれた。

背後で、分厚い合金製の扉が……ぎ、ぎ……と鈍い音を立てながら閉じていく。地表の灼ける熱気と陽光が、そこで完全に遮断された。

車列は地下2階の駐車場で停止した。

エヴァがドアを押し開けて降りる。冷気が顔面を叩き、肌に鳥肌が立った。

傭兵が二人、左右に付いて歩く。だが腕を掴むことも、押しやることもない。

長い金属の廊下を進むと、両開きの防弾ガラス扉が見えた。扉の向こうは基地の中央ロビー――。

センサーが反応し、ガラスが...

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