第76章 サバイバルゲーム

テントの中は蒸し暑く、湿気が肌にまとわりついていた。防湿マットには、体重で押しつぶされた深い皺。

エヴァの右手はだるく痺れ、指先から手首まで感覚が薄い。セバスチャンの持久力は、常識の範囲を軽々と踏み越えていた。夜半を過ぎても、あの恐ろしいテンポが一度も落ちなかったのだから。

彼は顔を彼女の首筋に埋め、熱い汗をくっきりした顎のラインから滴らせる。ぽたり、ぽたりと鎖骨に落ちて、冷える間もなく体温に溶けた。

明け方近くになってようやく、彼が喉の奥で短く唸り、腕をきつく回して彼女を抱き潰すように引き寄せた。荒い呼吸が、少しずつ静まっていく。

エヴァは目を閉じる。

この男は、疲れるという概念...

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