第77章 はぐれる

木々の梢に潜んでいた男の参加者が二人。下を通りかかるエヴァ組を待ち伏せしようと、そろって銃口だけをにゅっと突き出した、その瞬間――

後頭部で、ぱんっ、ぱんっと同時に青い塗料が弾けた。

セバスチャンは銃を下ろすと、地面を這う蔓をまたぎ、影へ溶けるように身を隠す。音も気配も残さず、障害だけを静かに刈り取っていく。

ジャングルの奥は薄暗い。湿った空気が肌にまとわりつく。

「助けて! 足が抜けない!」

右前方、高い丘の向こうから女の甲高い悲鳴。ばきっ、ばきっ、と枝が乱暴に折れる音まで混じっていた。

エヴァが足を止める。左手を上げ、拳を握る。

レオとキャサリンも、反射みたいに止まった。

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