第101章

「ジェイス、いるか?」 

夕暮れどき、ライトはジェイスとエイデンの住まいを訪ねた。来る前に、わざわざ大きな箱いっぱいのチョコレートまで買ってきた。

どの味がいいのか自分では決められず、金髪の店員が、ついさっき空輸で届いたというチョコの中から、違うフレーバーを丁寧に選り分けて詰め合わせてくれたのだ。

「カード、お付けしますか?」

綺麗な店員が嬉しそうに、気遣うように訊ねてくる。

ライトは首を振った。

こんなふうに気合いを入れてチョコを買うなんて、馬鹿みたいじゃないか――ふと、そんな思いがよぎる。あの少年は何もしていないかもしれない。ライトだって、最初から全部をあの少年に賭けていたわ...

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