第17章

夜明け。アランが目を覚ますと、別荘の窓の向こうには燃えるような朝日が広がっていた。

ベッド脇の電子カレンダーが「パチン」と乾いた音を立ててめくれ、新しい一日を告げる。表示は、13日――木曜日。

9時。連続殺人事件の公判が、州連邦裁判所で始まる。

アランは眉をひそめ、寝間着を掴んで洗面所へ向かった。その気配に、ベッドのもう一人が目を覚ます。わずかに身じろぎし、柔らかいのに警戒を宿した大きな瞳で、隣を確かめた。

乱れたシーツの上には、昨夜の淫靡な熱がまだ薄く残っている。

鏡の前で、アランは自分を見つめた。青みがかった黒のスーツ。塵ひとつないシャツ。癖のある髪、高い額、通った鼻梁、そして...

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