第21章

三時間前、沖合で船が突然爆発した。間髪入れずに海上で銃撃戦が起き、撃ち合っていたのはニューヨーク第二位の勢力と、アジア系の一団だった。

鄭煥龍は、船から飛び降りた拍子に足首をひねって海へ落ち、そこで誰かに取り押さえられた。現場に駆けつけた担当警官が顔を見て、特勤がずっと追っていた鄭煥龍ではないかと気づく。男はひとまず留置房に入れられ、身元確認待ちとなった。

アランとロブは留置房へ直行した。もともとアジア系の一団には張り込みをつけていたが、海に出たところで撒かれている。爆発を確認して現場へ急行したときには、もう撃ち合いは終盤だった。

アランは留置房に着く前から、騒ぎ声が耳に入った。

留...

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