第34章

混乱は、ルイとヒルズの到着で終わった。

ルイはこのクラブの裏を仕切る男で、当時のダラスのボス――もちろん、じきにその座は彼のものではなくなる。だが本人は、まだ知らない。

床の上でヒギンズがいちばん派手に騒いでいた、そのときだ。二人はそれぞれ大勢の護衛を引き連れ、何の遠慮もなく店内へ踏み込んできた。

「ヒギンズ、またふざけてるのか?!」

白髪の老人が口を開く。

「今日はずいぶん俺の顔を潰してくれたな。こっちはまだ死人なんか出したくねえんだ」

冷めた視線が床をなぞる。

「気に入ったのがいるなら連れてけ。自分のとこで好きに遊べ。ここで他の客の邪魔をするな。……ただし、少しは加減しろよ...

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