第51章快楽の味

「今までクラブに行ったことってある?」俺は微笑みながら彼女に尋ねた。

彼女は少しの間考え込んだ。

「たった二回だけ」彼女の答えは、俺にとって全く驚くようなものではなかった。

「楽しかった?」

彼女は顔をしかめた。その表情が、彼女はクラブが好きになるようなタイプではないと物語っていた。

「ずっとトレーニングばかりだったから、それよりベッドで寝ていたかったの」

俺は微笑んだまま首を横に振った。彼女のような女の子と結ばれるなんて、信じられないことだった。彼女は俺とは正反対だ。実際のところ、以前の自分の生き方が間違っていたことに気づかされたし、彼女と知り合ってからは、夜通し酒を飲んだりパー...

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