第103章 招待状

楠田昭一からすぐにメッセージが届いた。トレンドはすでに公開され、複数のファッションメディアが自発的に御華へ連絡を入れてきているという。片瀬結希への単独インタビューを予約したい、と。

片瀬澄乃は「引き続き追って」とだけ返し、意識を仕事へ戻した。

その頃、御華ファッションでは――片瀬結希がモニターの前で、口元を押さえる間もなく笑っていた。上がり続けるトレンドの熱量、次々と届く取材依頼。画面の数字が跳ねるたび、胸の奥で自信が膨らんでいく。

自分は生まれつきのデザイナーだ。

以前抱いた、あの小さな疑いなど、とうに霧散していた。

社員たちの崇拝の眼差し。メディアの食いつくような質問。次の発表...

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