第148章 傲慢な気炎

片瀬澄乃は病室を大股で出ると、そのまま緋色の玄関へ向かった。到着したときには、楠田昭一の車がすでに入口に横付けされている。澄乃の姿を認めるや、昭一はすぐさま後部座席のドアを開けた。

「昭一さん、華源へ直行。走りながら話して」

澄乃はそう言い捨てるように車へ滑り込む。

車は流れに乗り、昭一はハンドルを握ったまま、掴んだ情報を矢継ぎ早に吐き出した。

「こっちの人間に探らせました。華源側の窓口は田村っていう部長です。態度が最悪で、終始ふんぞり返ってました。言うことは一つだけ……『枠はない。いくら積まれても出せない』。それと、向こうは最初から構えてる。法的手段に出ても痛くも痒くもない、って空...

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