第160章 探し求める

片瀬大介は、その言葉を耳にするたび、心が一枚ずつ死んでいくのを感じた。

ずっと昔のことを思い出す。――あの頃の自分は、確かに娘を本気で可愛がっていた。

なのに、いつからだ。いつから、こんなふうに壊れてしまった。

八軒目の病院の玄関に辿り着いたとき、脚はふにゃりと力を失い、立っているのがやっとだった。ふらつく男を見た警備員が、心配そうに声をかける。

「大丈夫ですか?」

片瀬大介は喉を焼いたような掠れ声で答えた。

「娘を探してる……娘が怪我をしたんだ。ひどい怪我で……どこにいるのか分からない。全部、俺のせいだ。俺が……俺が澄乃を……」

壁に手をつき、その場にしゃがみ込む。顔を両手で...

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