第101章 言い訳ではないだろうか

水原美月はそう言いながら、期待を隠しきれない瞳で風間悠希を見上げた。

「悠希兄……前に言ってたよね。毎年、私の誕生日は一緒に過ごしてくれるって」

昔から、美月の誕生日が近づくと、水原父と水原母は盛大な誕生日パーティーを開いてくれた。

そのたびに風間悠希はきちんとした格好で顔を出した。

彼が美月の誘いを断らないことも、もう当たり前になっていた。

だが、その言葉のあとに返ってきたのは沈黙だけ。

風間悠希はなかなか口を開かない。

頷きもしない。かといって、拒むでもない。

その曖昧さが、美月にはかえって不安だった。

彼が何を考えているのか、掴めない。

美月はもう一度、探るように尋...

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