第103章 彼らはもともと血が繋がっているのだから

「あなたが出した条件でしょ。私に戻ってほしいなら株を5%渡すって。出したくないなら、私も戻る必要ない。そもそもお互いの利益がぶつかってるわけでもないのに、都合のいいとこ取りはできないよ」

七海が言い切った瞬間、電話の向こうの水原母は、みるみる苛立ちを滲ませた。

「ちょっと条件を出しただけで、そんなに言い返してくるなんて。やっぱり田舎から戻ってきた子は違うわね」

いつもの七海なら取り合わなかった。けれど今日は、どうしても堪えられなかった。

「水原爺さんはもともと農家の出でしょ。今の世の中、70年も遡れば、誰だって田舎の出だよ。あなたは自分がどこをどう高貴だと思ってるの?」

水原母は言...

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