第115章 彼女の永遠の後ろ盾

風間爺さんは、それ以上なにも言わず、ひとりでトイレへ向かった。

七海は医師のオフィスに入り、彼の病状について、医師と二人きりで話をした。

医師は包み隠さず言う。

「あなた方が風間さんに使っている薬が何なのか、私には分かりません。ただ、症状に対しては確かに効いています。ですが前にも言った通り、心の病は心で治すものです。ご高齢の方ほど、精神面のケアに目を向けてあげてください」

七海は小さく頷き、少し迷ってから口を開いた。

「もし薬湯も併用したら……もっと良くなりますか?」

医師は一瞬きょとんとし、真剣に考え込む。しばらくして、ぱっと表情が変わった。

「……なるほど。確かに、体の内側...

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