第17章 彼らが離婚したら、彼が列に並ぶ

夕暮れ。

リスニングバーの個室。

風間悠希と水原美月が入ってきた時点で、部屋の中にはすでに何人も集まっていた。

二人が並んで姿を見せた瞬間、わっと歓声が上がり、パチパチと手を叩く音まで飛ぶ。

水原美月は照れたように風間悠希の腕にそっと絡みつき、胸元に顔を埋めてしまいたいと言わんばかりに身を寄せた。

そこまで露骨に恥ずかしがられると、からかっていた連中もさすがに手を引く。

風間悠希は何も言わず、水原美月と並んで席についた。

二人はちょうど真ん中だ。嫌でも視線が集まる。

「風間さん、これはいよいよって感じじゃないですか? いつ祝い酒、飲ませてくれるんすか?」

「だよなあ。風間さ...

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