第98章 天罰からは逃れられない

ただ、こういう言葉がある。

どんな抜け道を探しても、法の目から逃れることはできない。

確かな証拠が目の前に突きつけられた瞬間、石川佳純の脳裏に浮かんだのは、たった一つの結論だった。

――終わった。

七海が本当に証拠を握っているなんて、夢にも思っていなかった。しかも、逃げ道のないほど揃った形で。

取調室。

七海の姿を見た瞬間、石川佳純の胸に残ったのは後悔だけだった。

あの350万を受け取った時点で、さっさと消えるべきだったのだ。欲をかいて、さらに金を引き出そうとしたのが間違いだった。

もっとも――彼女が悔いているのは「金を取り損ねた」ことであって、自分がやってきたことそのもので...

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