第60章 再び彼に会う

児童養護施設の建物は、かなり年季が入っていた。

けれど、館内は隅々まできれいに掃除されている。廊下には余計な物ひとつ落ちておらず、窓ガラスも磨き上げられて、つやつやと光っていた。

出迎えてくれた施設長は五十代くらいの女性で、洗いざらして色の抜けた青い作業着を身につけ、にこにことした笑顔で一行を中へ案内した。

子どもたちはプレイルームに集められていた。年は三、四歳ほどの幼い子から、十代に差しかかる子までさまざまだ。

みな大人しく座っていて、口数も少ない。どの子の目にも、どこか空っぽで、行き場のない戸惑いがにじんでいた。

それでも、清水若菜たちの姿が目に入ると、ほんの少しだけ好奇心の色...

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