第6章
琴音と修が再会したのは、それから二週間後のことだった。
彼女は北川家のガレージの前で待ち伏せしていた。
会社から帰宅した修が、車をガレージに入れようとしたその時だ。
琴音が突如として飛び出し、車の前に立ち塞がる。
修は反射的にブレーキを踏み込んだ。
車を降り、琴音を見下ろす。
そこにいる琴音は見る影もなくやつれ果て、以前の華やかさは微塵も残っていない。
髪はボサボサに乱れ、目は赤く腫れ上がり、服は皺だらけ。顔中が涙の跡で汚れている。
人とは思えぬほど痩せ細り、今にも崩れ落ちてしまいそうだった。
「お兄さん……」
琴音の声は枯れていた。
「お願い……も...
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