第139章

松本凛はその言葉を聞いた瞬間、絶望に目を見開き、必死に身をよじった。

「松本彩世! そんなこと、許されるわけない! 犯罪よ! 違法監禁じゃない!」

「N市じゃ、資本が法よ」

松本彩世は氷のような目で彼女を見下ろす。

「雇い殺しを仕掛けて、裏社会と組んで私の息子を売った時は、法のことなんて考えもしなかったくせに」

太田寅助が軽く手を振る。

立花グループの用心棒が二人、無言で前に出た。彼らは松本凛の身体に繋がる管を容赦なく引き抜き、そのまま病床から乱暴に引きずり下ろす。

「いやぁぁぁっ!」

悲鳴が廊下に反響した。だが医師も看護師も、誰一人として止めに入らない。止められるはずがない...

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